「ウィッチフッド」にまつわる活動は、「過去から未来のすべての自分を救う究極のセルフケアプロジェクト」として始まりました。

やまもと|marja/まるや
低干渉な場をつくるひと
30代後半の単身者です。医療機関のバックオフィスで働きながら、行政書士としても活動しています。
趣味で紙バンド製のミニチュアをつくったり、短歌や文章を書いていたりします。最近は、ミシンでのものづくりにもハマっています。
子どものころから、物書きになりたいという夢を抱いてきました。
常に居心地の悪さや他者との馴染めなさがあり、精神的なダメージによる通院も経験しました。
いまでも若干の生きにくさは感じるものの、前向きに改善策を考えられるようになっています。
ウィッチフッド的な人の特徴として挙げているものは、すべてわたしにも当てはまります。
ひとりが好き、でもどこかで人と繋がっていたい。
つながりを掲げるコミュニティの多くは、積極的な発言や交流を重視します。
突発的な交流が苦手なわたしにとっては、少しハードルが高く感じられました。
ただ「いる」だけで許される場が欲しい。欲しいなら作ってみよう。そうして、場づくりをはじめました。
私の救いとなったもののひとつが、「創作」という概念です。
誰かが創作した物語に没頭している間は、孤独を感じませんでした。
また、自分自身も創作活動を行うことによって、胸に溜まったモヤモヤを吐き出すことができました。
創作活動を通じて得た学びや関係が、いまのわたしを作っています。
ウィッチフッドの灯において、創作というキーワードが重視されるのは、この体験があるからです。
創作は、自分と他者を循環するサイクルを形成します。
私の生み出した作品が誰かの心を動かし、その誰かのことばで私の心が動く。心の動きは新しい作品を生む。
私自身がほかの誰かの作品で心動かされることもあり、その動きが自分にも他者にも影響を与えていく。
同時に、直接的なコミュニケーションが苦手な人は、作品を媒介としてつながりを持つこともできます。
・行政書士としての知識や、資格があることによって可能になるお手伝い
・医療業界に長くいることで得た制度の知識
・創作者として活動する中で経験した悩みや孤独の解消方法
・精神的に不安定な時期を経てなんとか生きている自分自身
ここまで生きてくる中で、たくさんの人に助けられてきました。
いまのわたしが持っているもので、少しでもお返しをしていきたいと考えています。